[003]原点回帰

2017年11月10日

 
codolaboはコノユビトマレを組織論として掲げています。(こばたくさんの10の記事のリンクをここに貼ってほしいです…。)こどもたちが「コノユビトマレ」で遊びのコミュニティを作るように、私たちも指にとまっている間だけは一緒にその遊びをするんです。とまっている理由は「やりたい」という気持ちだけ。つまらなくなったら、その遊びを止めるのは自由です。         もちろん自由なのですが…。     実は、 指を掲げた人には悩みがあります。       1つ目の悩み。 みんなが離れていくと寂しいです。 本当は、ずっと一緒に遊びたいのです。     そしてもう1つ。 掲げたユビをおろせなくなっちゃうことです。 つかまっている人たちがいるから。   そんな悩みは欲に変わります。     「一緒に遊び方を考えてほしいなー」 「コノユビを誰か代わってくれないかなー」 「もっと他にも、遊ぼー! ってみんな勝手にユビをあげないかなあー」     こんなことを考えはじめます。       そして、   どうやったら一緒に考えられるだろう どうやったら代わりたくなっちゃうだろう どうやったら勝手にユビをあげるようになるだろう     を考えます。     きっかけの場をつくったり、 対話をしたり、 「どうやったら〜できるだろうか」 を実践していくのですが、     結局わからなくなりました。     そして考えてるだけで動けないのが もう嫌になって、 自分がやりたいと思った遊びを見つけては コノユビトマレー!!! をしまくりました。     結局 少しの寂しさを抱えたまま。 悩みは解決しないまま。     でも、         そんな風に突っ走っていたら、 不思議なことが起きたんです。       自分の周りに ユビをあげる人がでてきました。     色んな遊びをしすぎて体が足りず 遊べなくなっていたら、 「こうした方が楽しくなりそうだよ(^^)」 と声をかけてくれる人が現れました。   更には、 「このルールも追加しよう(^^)!」 と、私にではなく 全体に声をかける人も現れました。             「あれれ??…」                   どうやったら〜できるか って考えてたことが、 自然に起きていたんです。       ここで大きな考え方の転換。     私はメンバーの思考や行動を 変化させようとしていたことに気づきます。   そのために 何かしなきゃー と思っていたんです。   これが間違い。       何もしないほうがいい。   正しくは、 相手を変えようという考えを 捨てたほうがいい。     そんな当たり前のことに 改めて気づきました。       1番やりたいことを 全力でやっている時、 その姿ってたぶん ものすごくキラキラしていて 楽しそうで。   そんな溢れるワクワク感が 誰かを動かす1番の力になる。   そんな気がします。         私が、codolaboが、やることは、 私たち自身がワクワクし続けること。   ワクワクを探している人に、 きっかけの場づくりをすること。   ワクワクしている人の事を でっかい声で伝え続けること。   忘れちゃいけないcodolaboの 1番大切なところですね。ほんとに。       同じように、   学校の先生が誰よりも ワクワクしていたら…   ワクワクしているかっこいい大人に 学生たち、こどもたちが たくさん出逢えたら…       東京学芸大学という、 6割の学生が先生になる そんな学校でcodolaboは 今日もワクワク活動しています。     みなさんは、 今やっている活動にワクワクを感じていますか? 大学生活のうちに実現したいことはなんですか? どんな先生になりたいですか? どんな人生を送りたいですか?     毎日問いだらけ、学びだらけですね(^^)
 


学生室長 Hikaru Matsushita